稲庭うどんができるまで 2020.10.16 2017.07.14 稲庭うどんづくりは、時間がかかります。 なぜなら、作業の合間に何度も何度も 生地を熟成させるからです。 粉の配合に吟味を重ね、 ひたすらに〝つるつる感〟を追い求めた 一本気な稲庭うどんです。 目次 1日目 捏ね 2日目 手綯い4日目 乾燥~裁断選別 1日目 捏ね 1 . 調合した生地を樽の中に入れ、ひたすら捏ねては、寝かせる。 寝かせてはまた捏ねる。 2. 何個もの樽で同じ作業が繰り返される。 3. 捏ね上げた生地 4. 細長く延ばす 5. 樽の中で渦巻き状に重ねていく 6. このまま一晩寝かせる 2日目 手綯い 1. 一晩寝かせた生地を八の字に絡めていく 2. 大量の生地をひたすら絡める。集中力と速さが必要。 3. 手綯いをして寝かせた生地 4. 打ち粉を振った台にのせる 5. つぶす 6. ひたすらつぶす 7. ほぐす 8. 一本一本ばらける 1. 什器に掛ける 2. 掛けた生地を慎重に下まで伸ばす。 3. 切れることなく、長い稲庭うどんになる。 4. このまま2晩寝かせる。 4日目 乾燥~裁断 1. 乾燥させたうどんを最終乾燥させる。乾燥室の温度は50℃以上。 2. 沢山の天井扇を回し、循環させる。 3. 湿度が低い為、稲庭うどんがさらさらと揺れる。 4. 完全に乾燥させたら、ひとつひとつ什器から降ろす 5. 稲庭うどんを木枠に入れ、裁断する。強い力が必要になる。 6. 裁断した稲庭うどんの断面 7. 長さ別に裁断する 8. 什器にかけていた部分は規格外の『かんざし』になる。人気商品。 選別 1. 一本一本選別する 2. 選別にも熟練の手と目の感覚が必要 3. 太さが均一でまっすぐなものだけが「稲庭うどん上麺」としてパッケージ詰めされる。 4. 袋詰めされた稲庭うどん